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新メンバー面談レポート|社長のHPは削られても心は満タンです

本日、新たに私たちのチームに加わる可能性を秘めた、一人の若者と面談を行いました。この出会いは、単なる採用活動の一環ではなく、会社の未来を形作る重要なピースを見つけ出すための探求であり、私自身の経営者としての哲学を再確認する貴重な時間となりました。今回の面談を通じて感じたこと、そして採用という行為の奥深さについて、ここに詳しく記したいと思います。

目の前に現れた「可能性の塊」との出会い

面談室のドアを開けて入ってきた瞬間、思わず「来たな」と心の中で呟きました。目の前にいたのは、24歳という若さに溢れ、生命力に満ちた青年。その佇まいからは、単なる若さだけではない、揺るぎない自信と未来への渇望が伝わってきました。

彼の経歴は、実にユニークなものでした。元々は営業職を強く志望していたとのこと。しかし、私たちが彼に提示したのは、社内に新設される部署の立ち上げメンバーという、全く異なるキャリアパスでした。これは、例えるならば、ロールプレイングゲーム(RPG)で「剣士」を目指していたキャラクターが、突如として「賢者」への転職を勧められるようなもの。通常であれば、戸惑いや不安が先に立つ状況のはずです。

しかし、彼の反応は私の予想を遥かに超えるものでした。彼の目は、新たな挑戦に対する期待と興奮で、まるで炎が宿っているかのように輝いていました。「面白そうですね、ぜひやらせてください」。その一言に込められた熱量と、未知の領域へ臆することなく飛び込もうとする覚悟。その瞬間に、私は彼の採用を確信しました。スキルや経験は後からでも身につけられます。しかし、この「やる気」という名のエンジンだけは、他人が後から付け加えることはできない、その人間が内に秘めた最も尊い資質なのです。

そして、もう一つ特筆すべきは、彼の恵まれた体格でした。これもまた、彼の存在感を際立たせる重要な要素でした。まるで、彼の内なるエネルギーが、その大きな身体から溢れ出しているかのようでした。

気づけば社内は「バレー部化」?平均身長の上昇がもたらすもの

最近、ふとした瞬間に社内を見渡して気づくことがあります。それは、新しくチームに加わるメンバーの平均身長が、著しく高いということです。まるで申し合わせたかのように、ここ最近の入社メンバーは誰もが175cmを超えています。その結果、社員が集合した際の光景は、さながら強豪校のバレーボール部のようです。

私自身も180cmと、決して低い方ではないはずなのですが、今やこの「大型チーム」の中ではすっかり埋もれてしまいます。本来、社長という立場は、集合写真の中央で、ひときわ大きく、威厳を持って写るものだという先入観がありました。しかし、現在の私たちのチームにおける力関係は、「社長(大)」に対して「社員(特大)」という、ある種の逆転現象が起きています。物理的な身長差が、そのままパワーバランスに直結するわけではありませんが、この状況は私にとって非常に興味深いものです。

背の高いメンバーに囲まれていると、不思議な安心感と頼もしさを感じます。彼らがそこにいるだけで、チーム全体に活気とダイナミズムが生まれるのです。それは、企業としての成長やスケールアップを象徴しているかのようにも思えます。個々のメンバーが持つポテンシャルが、物理的な大きさと相まって、組織全体の推進力を高めている。そんな実感があります。会社も人も「伸び盛り」であるという事実を、この身長という分かりやすい指標が日々、私に教えてくれているのです。

採用面接は究極の“人間RPG”である

採用活動、特に面接というプロセスは、私にとって壮大な「人探し」の旅であり、まさに“人間RPG”と呼ぶにふさわしい冒険です。毎日、様々な経歴、個性、そして可能性を秘めた候補者という名のキャラクターたちと出会います。

その出会いは多種多様です。こちらの質問に対して、マニュアル通りの当たり障りのない答えしか返ってこない、いわば「スライム」級の出会いもあれば、今回の彼のように、出会った瞬間に「この人しかいない」と確信させられる「ラスボス」級の人材に出会うこともあります。しかし、後者のような劇的な出会いは、決して頻繁に訪れるものではありません。多くの場合は、一長一短があり、その人の本質を見極めるのに苦心する日々が続きます。

ゲームの世界であれば、キャラクターの能力は「つよさ」「すばやさ」「かしこさ」といったパラメータで可視化されています。しかし、現実の人間はそう単純ではありません。履歴書や職務経歴書に書かれているスキルや経験は、その人のごく一部でしかありません。私たちが本当に知りたいのは、そのパラメータの裏にある「人間性」や「価値観」、そして「本気度」です。

この仕事に、この会社に、どれだけの情熱を注げるのか。困難に直面した時、それを乗り越えようとする強い意志はあるか。仲間と協力し、高め合っていくことができるか。そうした目に見えない価値を、わずか数十分という限られた面接時間の中で見抜かなければならないのです。それは、どんな難解なゲームを攻略するよりも、遥かに難易度の高いタスクと言えるでしょう。

「人がすべて」だからこそ、見抜く力は経営者の最重要スキル

「企業は人なり」「事業の成否は、人がすべてを決める」。これは、多くの経営者が口を揃えて言う、経営における普遍的な真理です。私自身も、この言葉の重みを日々痛感しています。どんなに優れたビジネスモデルや画期的なテクノロジーがあったとしても、それを動かし、価値を創造するのは「人」に他なりません。だからこそ、採用という行為は、会社の未来を左右する最も重要な経営判断なのです。

しかし、その「すべて」であるはずの人の本質を、短時間で見抜くことは至難の業です。前述の通り、履歴書に並んだ美しい経歴や、流暢に語られる自己PRが、その人のすべてを物語っているわけではありません。むしろ、そうした表面的な情報の裏にこそ、その人の真の姿が隠されていることの方が多いのです。

面接の場で私が最も重視するのは、候補者の言葉の端々から滲み出る「本気度」や「覚悟」です。それは、単に「頑張ります」という言葉だけでは測れません。なぜこの会社でなければならないのか、自分の力をどう活かしたいのか、そして、その先にどんな未来を描いているのか。そうした問いに対する答えの中に、その人の思考の深さや、仕事に対する哲学が表れます。相手の目の輝き、声のトーン、話す姿勢、その一つひとつに全神経を集中させ、行間にあるメッセージを読み取る。このプロセスは、こちらの精神力、いわば経営者としてのHP(ヒットポイント)を著しく消耗させます。今日もまた、私のHPは面談によって大きく削られました。しかし、それと引き換えに得られる「最高の仲間」という報酬は、何物にも代えがたいものです。

幸いなことに、私の周囲には、物理的にも精神的にも頼りになる「特大」のメンバーたちがいます。彼らの存在が、削られたHPを回復させ、次なる挑戦への活力を与えてくれるのです。

まとめ:人も会社も「伸び盛り」。未来への期待を胸に

本日、また一人、素晴らしいポテンシャルを秘めた新メンバー候補と出会うことができました。彼の加入が決まれば、私たちのチームはまた一つ、新たな進化を遂げることになるでしょう。個々のメンバーが成長し、その集合体である会社もまた成長していく。この好循環こそが、組織が持つべき理想の姿です。

背も、そして心も「伸び盛り」の若き才能たち。彼らの成長を支え、導いていくことが、経営者である私の使命です。そして、私自身もまた、彼らから刺激を受け、学び、経営者として、一人の人間として成長し続けなければなりません。社長は今日も、心と身体のストレッチを怠らず、未来を見据えています。

これから私たちのチームが、どのような化学反応を起こし、どんな景色を見せてくれるのか。期待に胸が膨らむばかりです。

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