本日は、新しい仲間と出会えるかもしれない、大切な面接の日でした。
最近はありがたいことに応募が増えており、採用担当として「今日はどんな素敵な方にお会いできるのだろう?」と、毎回新鮮な気持ちでワク-ワクしています。その方の経歴や自己PRを読み込み、どんな質問をすればその人らしさが引き出せるだろうかと考える時間は、この仕事の醍醐味の一つです。
今朝も、万全の準備を整えていました。面接室を整え、資料を確認し、あとは主役の登場を待つばかり。しかし、約束の時間を過ぎても、その方は現れませんでした。
若い頃の自分と重なった、苦い記憶
連絡がつかないまま時間が過ぎ、残念ながら今日の面接は中止となりました。その瞬間、ふと、社会人になりたての頃の自分の苦い記憶が蘇ってきました。
実は、私も一度だけ、面接を無断でキャンセルしてしまった経験があるのです。当時は若く、複数の企業の選考が同時に進む中で、精神的な余裕を失っていました。第一志望の企業から内定の連絡を受け、舞い上がってしまった私は、その後に控えていた他社の面接の重要性をすっかり忘れてしまったのです。
電話一本、メール一通入れるだけの、ほんの少しの手間を惜しんだ結果、私は社会人として最も基本的な「約束を守る」という責任を放棄しました。その時の採用担当者の方が、どれほど時間を無駄にし、どれほどがっかりされたことか。今日の出来事を通して、その方への申し訳ない気持ちが、改めて胸に込み上げてきました。
人は、自分が経験した痛みや過ちを通して、他者への想像力を育てていくのかもしれません。今日の出来事は、私にとって、採用という仕事の原点を見つめ直す貴重な機会となりました。
面接は「ご縁探し」。一方的な選考の場ではない
採用活動をしていると、どうしても「企業が応募者を選ぶ」という構図で捉えられがちです。しかし、私たちはそのようには考えていません。面接とは、企業と応募者がお互いの価値観や未来像をすり合わせ、共に歩んでいけるかどうかを確認し合う「ご縁探し」の場だと信じています。
企業側は、自社のビジョンに共感し、仲間として共に成長してくれる人材を求めます。一方、応募者側は、自分の能力を最大限に発揮でき、キャリアを豊かに築いていける場所を探しています。どちらか一方が優位に立つのではなく、あくまで対等な立場でお互いを知り、理解を深めていくプロセスなのです。
だからこそ、私たちは応募してくださった一人ひとりの方と、真摯に向き合いたいと考えています。その方の人生の大切な時間をいただいているという意識を、決して忘れてはなりません。
次の素敵な出会いに向けて
今回、残念ながらご縁がなかったことは事実です。しかし、一つの出来事に落ち込みすぎず、この経験も前向きな学びとして受け止めたいと思います。もしかしたら、その方にはっそうせざるを得ない、やむを得ない事情があったのかもしれません。あるいは、弊社とは異なる道に進むことが、その方にとって最良の選択だったのかもしれません。
私たちは、また次の素敵な出会いに向けて、準備を続けます。今日がうまくいかなくても、明日はまた新しいチャンスがやってくる。そう信じられるのも、多くの人生が交差する「採用」という仕事の面白さであり、奥深さだと感じています。
このブログを読んでくださっている方の中にも、就職や転職で悩んでいる方がいるかもしれません。面接は緊張するものですし、断られることもあります。しかし、それはあなた自身の価値が否定されたわけでは決してありません。ただ、その会社との「ご縁」が、今回は少し違っただけなのです。
私たちは、あなたの挑戦を心から応援しています。もし少しでも弊社に興味を持っていただけたら、ぜひ一度、お話を聞かせてください。あなたとの出会いを、心より楽しみにしています。
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